2024年10月に香港で買って来たものについて、ご報告続編です
スーパーマーケット巡りは楽しいね!
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スーパーマーケット
スーパーマーケットをのぞくのは旅の楽しみですし、おみやげもスーパーマーケットで選ぶつもりだったので、初日からスーパーマーケットを見かける度に入ってみてはいたのですが、あまり大きな規模の店舗がなかったことから商品全体の種類が少なく、さらに、「コンビニエンスストア」同様こちらも日本語がついた商品が多いこととで、あまり買い物が進まずにいました。
そんな中、帰国前日に銅鑼湾(コーズウェイベイ)のWellcomeに行ってみたところ、こちらは規模が大きく、ローカルの商品も豊富で、ここで欲しかったものをすべて購入することができました!!
下記の記事ではこの店舗に限らず、香港で自分が訪れたスーパーマーケット全般について書いていきますね。
パン
「パンが食べたいなあ」と思ってMTR(地下鉄)の駅に入っているパン屋さんに入ってみたのですが、商品名が全部日本語で書いてあって、日本の地下鉄の駅で買い物しているような気分になり、買うのをやめてしまいました。
スーパーマーケットのパン売り場はどうだろうと思い、MTR佐敦 Jordan駅近くにあるWellcomeのパン売り場を見ると、 日本語表記の品はありませんでしたが、日本のランチパックに似たこんなパンが目に入りました。日本マーク付きで100%日本の小麦粉と謳ってあります。日本の小麦粉の原料はほとんど輸入ですが、製粉が日本なら良いのかな。
結局、日本語は書いてないけど特に香港らしくもない、「Lemon Mini Swiss Roll」というのを購入しました。手のひらに収まるぐらいの小さなサイズです。「ちょっと甘い」「小麦粉で出来た」「ふわっと柔らかい物」が欲しかったので、ちょうど気分にぴったりだったんです。
インスタントラーメン
香港といえば、「出前一丁」! 40種類以上販売されている上、ローカルの飲食店では「出前一丁」を使ったメニューもあるとかで、じっくり棚を見ることと、幾つかお土産に購入して帰ることを楽しみにしていたというのに、何をどうしたのか、不覚にも、帰国前に寄ったスーパーマーケットでラーメンコーナーに立ち寄るのを忘れてしまいました…。同行の家族から「あれ?あなた香港でラーメン買うって張り切ってなかった?」と言われてから買ってなかったことに気付くも、時すでに遅し…。
すっごく楽しみにしていたのに、どうして忘れたのでしょう?
自分でもわからないのですが、初日に入ったMTR佐敦(Jordan)駅近くのWellcomeで、カップヌードルの写真はとっておいたのがせめてもの救いです。
コンビニエンスストアにも、(これほどの種類はないものの)カップヌードルは売られていたので、購入してホテルで食したことは「コンビニエンスストア」編に書いた通りです。
美しいパッケージに惹かれ、こちらの乾麺の写真も初日に撮っていました。御品皇(YU PIN KING)という、初めて見るブランドです。$18/5というのは、5個で18ドルどいうことなので、1個3.6ドル=72円。お安いのですが、海外製の乾麺には時々とてもじゃないけど…という品があるので(使っている小麦粉と油が日本製とはかなり違うと思われます)買うかどうかは悩ましいところです…。
スナック
我が家が中華食材のお店でほぼ必ず購入するのがこちらのお菓子です。初日に入ったMTR佐敦(Jordan)駅近くのWellcomeでも購入しました。
一つは中華圏で「話梅」(ホアメイ)と呼ばれる甘い干し梅。もう一つは「山楂餅」(サンサヘイ)と呼ばれる、甘酸っぱいフレークです。
「話梅」も「山楂餅」も、日本でも買えますが、本場は「話梅」の種類が多いだろうと期待していたところ、初日に訪れたスーパーマーケットにはこちらの1種しかありませんでした。「甘草」とはリコリスのことですから、あの、「世界一まずい」といわれるリコリスの風味がついている!?ということでちょっと警戒しましたが、幸いリコリスの風味はあまり強くなく、おいしくいただくことができました♪
どちらも日本で買えるんですけどね~。見るとつい買っちゃうんですよね~。
「話梅」ついでにこちらに書いておきますと、下の写真の干し梅は桃の風味がついていて、めちゃくちゃ美味✨でした!
こちらはCentral Market内のドライフルーツ専門店「十八里梅」というお店のもので、100グラム1,000円ぐらい。安くはないけれど、種を抜いて程よくやわらかくドライにしてあり、食べやすい逸品でした。
今まで食べたことはないけれど、今回ぜひ見つけて買ってみたかったのが「叮叮糖(ディンディンタン)」です。香港の昔ながらの伝統的なお菓子だそうで、「シンプルながら懐かしい味わいは、香港の庶民文化を象徴する存在」と聞いて、初日からアンテナを張って探していたところ、帰国前日に銅鑼湾のWellcomeで見つけることができまました!
叮叮糖は、香港がまだ発展途上だった時代に広く親しまれたお菓子だそうで、特に1950〜1970年代に人気を博したのだそうです。最近では、香港のローカル文化や昔ながらの食品が再評価されるレトロブームに乗って再び注目されていると聞き、食べてみたいと思っていました。
叮叮糖の名は、金属のハンマーで叩いて割る際に、砕く音が「叮叮(ディンディン)」と鳴ることからついたのだそうです。非常に硬いそうなので、うっかりかまないように気をつけなければ!ゆっくりと口の中で溶かして楽しむものなのだそうです。
かつては屋台や露店で実演販売されていたそうですが、現在では写真のような袋詰めされた商品として売られています。
生姜味、ゴマ味、ビーナッツ味などがあるそうで、わたしの購入した「薑汁味」(写真左)というのが生姜味のことで、一番人気なのだとか。もう一つの「薑汁撞奶味」(写真右)というのは、広東語で「しょうがのしぼり汁(薑汁)にミルク(奶)をぶつけ(撞)る」という意味で、「生姜ミルクプリン味」ということだそうです。味についてはよくわからないまま、とりあえず店にあったものを買った、というのが正直なところですが、「薑汁撞奶味」を味わうのが特に楽しみです!!
どちらも次回の対面英語クラスのおやつにするつもりなので、まだ開封していないんですよ。ご参加くださる方、楽しみにされててくださいね~!
さて、最後は中華圏でよく見かける「陳皮丸(チェンピーワン)」です。実はシンガポールに住んでいた頃から気になりながら、今まで食したことがない品なのですが、香港のスーパーマーケットのお菓子売り場で見かけて再び気になりはじめました。
新聞などを売っているスタンドで、ガム等と一緒に並べてあるイメージで、視界に入ることは多かったけれど、「陳皮ってみかんのことだよね? 漢方薬か、仁丹みたいなものかなあ」と思いながら、それ以上お近づきになることのなかった品でした。
香港のWellcomeではお菓子売り場においてあったで、あれ?薬ではなくお菓子の一種ということ? と気になり、調べてみました。その結果わかったことはこちら☟
「陳皮丸」とは
中華圏で広く親しまれている食品。干したミカンやオレンジの皮を主成分としており、伝統的な漢方の要素を持ちながら、現在ではお菓子や口直しの一種として、スナック感覚で楽しむこともできるもの
※陳皮とは、ミカンの皮を乾燥させ熟成させたもの
気になるお味の方は、甘酸っぱくて、軽い苦みもあるさわやかな味だそう。お菓子売り場に売られていますが、イメージとしては、やはり健康食品や漢方に近いイメージがあって、特に胃腸を整える、喉を潤す、乗り物酔いを和らげるなどの「機能性」も期待されているとか。
仕事や勉強の合間に口に含んで気分転換するのにも良さそうですね。
お菓子売り場の他、漢方薬局にも売られているそうです。先に書いた通り、街中の小さな売店に置いてあることも多いですので、見かける機会は多いと思います。日持ちもしそうなので、次回見かけた時にはぜひ買ってみようと思います!
ドリンク
香港でぜひ買って来たかったものの一つがこちら。「鴛鴦茶(Yuan Yang Tea)」という、香港名物のコーヒーと紅茶を混ぜ合わせた飲み物です。
Liptonシリーズの評判が良いらしい、とは家族が調べてくれていました。せっかく調べてくれてるし、Liptonのは外れなく美味しいだろう、と思ったのですが、迷った挙句、よりローカルっぽい方(かつ安い方)であるTW捷榮(上の写真)のものを選びました。
今思えば「両方買っても良かったのでは」と思いますが、香港の物価の高さに「けちけちモード」が発動していたと思われます。あとは「1 for 36、2 for 60」という売り方に対して、「損失回避バイアス」とかいう心理状態になったのことも影響しているかと。「2箱買ったらお安くなるのに、1箱しか買わないと損した」気分になるというアレです。
※1 for 36、2 for 60とは、「1個買うだけなら1個36ドルだけど、2個買ったら2個で60ドルになる、つまり、1個の値段が30ドルに割引になる」という意味です。
Lipton:19g入りのパックが10個入り→1箱36ドルのところ2箱買えば60ドル
TW捷榮:14g入りのパックが12個入り→1箱21ドル
そうそう、TW捷榮の鴛鴦茶、美味しかったですよ!!でもLiptonも飲んでみたいので、次回はLiptonを買うつもりです(笑)。
ちなみに、「港式」は「香港式」のことで、「台式」は「台湾式」ということです。
もう一つ、欲しかったものがこちら。香港のミルクティーや鴛鴦茶に欠かせないというエバミルクです。それもこの黑白淡奶 (BLACK&WHITE)のものが良かったんです。
このメーカーは元々は英国の会社なのですが、香港がイギリス領であった時代に香港に入ってきて、広く普及しました。その後、香港市場に特化した特別なバージョンが開発され、今ではこのエバミルクは香港文化に深く根付いた存在になっているという経緯があります。
香港特別バージョンは、他国で販売されるものよりも、濃厚でクリーミーな仕上がりになっているのだとか。
エバミルクというと缶入りのイメージだったので、重くなることを覚悟していたのですが、これ、こんなポーションタイプが売られていて(見つけてくれたのは家族です)、やれ嬉しや♪
缶を買わずに済んだのは良かったのですが、缶は缶で可愛いので、写真を載せておきますね♪ ただしこちらはエバミルクではなく、練乳です。
寿老人が描かれたLongevityブランドのデザインも、独特の味を出していますね~。
・longevity「長寿」
・evaporated milk「エバミルク」☞ 牛乳を濃縮し水分を蒸発させたもので、濃厚だが甘くない
・sweetened condensed milk「コンデンスミルク」☞ 牛乳を濃縮し、砂糖を加えたもの
ちなみに、黑白淡奶 (BLACK&WHITE)には、この柄のカップとソーサーもあって、香港の茶餐廳(チャーチャンテン)という、喫茶店と食堂が合体したようなお店でよく使われています。これがまたかわいいんですよ~♪
おまけ
最後に、買ってはいないけど印象に残ったものをご紹介しておきます。
カクダイ製菓の「クッピーラムネ」は、名古屋生まれ・名古屋育ちのわたしに取って一番馴染の深い駄菓子。その「クッピーラムネ」が漢字表記をまとって香港のWellcomeに並んでいるのを見るのは感慨深いものがありました。
コーズウェイベイのWellcomeは大きな店舗で、お寿司売り場もありました。海外では「これを寿司と呼べますか?」と日本の皆さんに尋ねたくなるような、不思議な姿のものを見かけることが多い中、香港のお寿司は、はっきり言ってとても美味しそうでした!!
香港だけでなく、シンガポール・マレーシア・タイランドでも、スーパーマーケットでお寿司が一貫ずつ包装されて売られているのを見かけますが、日本で一貫売りは一般的ではないですよね。
日本生まれのお寿司の、海外ならではの姿というわけですね。
こちらは英国のスーパーマーケットMarks & Spencer(マークス&スペンサー 略称:M&S)にあったハローウィン商品、vampire「吸血鬼」のfangs「牙」型スナックです。
パッケージに“could cause a pain in the neck” “not for suckers”と書いてありますね。これはvampiresに関連する英語の言葉遊び(pun)になっていますので、下記に解説を載せますね。
“Could cause a pain in the neck” 「首に痛み(厄介ごと)を引き起こす可能性があります」
ここでは二つの意味が表現されています。
①吸血鬼は獲物の首に噛み付いて血を吸いますので、このスナック=牙によって「首に痛みが出るかもしれない」という警告
②“a pain in the neck” は「厄介なこと」、「迷惑な人」、「嫌な仕事」といった意味のスラング
☟
「このお菓子は吸血鬼に噛まれるような体験もしくは厄介ごとを引き起こすかも?」というジョークです。
“Not for suckers” 「吸血鬼(だまされやすい愚か者)向けではありません」
・vampiresが血を「吸う」行為をsuckといいます。つまりsuckersとは「吸う人」=「吸血鬼」という意味です。
・“sucker” にはスラングで「だまされやすい人」、「お人よし」という意味もあります。
「このお菓子は、吸血鬼(だまさ