【教材サンプル】ひとりで読める洋書「シャーロック・ホームズ」A scandal in Bohemia

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英語読書をもっと楽しく、もっと身近に!

シャーロック・ホームズの名作短編「ボヘミアの醜聞」で、あなたも英語読書の世界へ。

毎日LINEで届く読書サポートつきだから、英語読書を楽しく続けられます。
1日たったの300語。 30日後には「1つの話を読み切る達成感」を味わえます!

朝:英語の原文
昼:語順に合わせた和訳&解説
夜:物語にまつわる雑学

わからない単語があっても、止まらない・戻らない・調べない。
加えて英語を「前から読む」ことに慣れれば、英文読解が楽になります。

  • LINEで毎日自動配信 → 無理なく継続できる!
  • 1日約300語(A4 1~2枚程度) → 負担なく読み進められる!
  • 1日3回の配信で飽きずに続く!
    • 朝(06:00):英語の原文
    • 昼(12:00):意味のかたまりの把握、英語の語順に合わせた和訳&解説
    • 夜(18:00):物語にまつわる雑学

「継続できない」というお悩みを解決するべく、「続けられる」工夫を施した教材です。

LINEだから すぐ開けて気軽に読める
朝一番に配信されるから 好きなタイミングで読める
雑学つき で楽しく続けられる
語彙リストつき だから調べる手間なし
英語の語順で理解 できるよう工夫された和訳

教材の詳細はこちら

単語を一つずつ調べながら読むという、学校英語の読み方では英語を「英語のまま」理解することはできません。

英語読書をするときには、大切なルールがあります。

それは「止まらない・戻らない・調べない」

わからない単語があっても、止まらず、戻らず、調べずに読み続ければ、30日後には 1冊の洋書を読み切る達成感 とともに、英語を読むことが楽になっている自分 に気づくはずです。

さあ、シャーロック・ホームズが待つ英語の世界へ飛び込みましょう!

実際の1日目の配信内容をお見せします。

朝(06:00)英語の原文(約300語) をお届け(A4 1~1.5枚程度)

昼(12:00)意味のかたまり(チャンク)ごとに分けた英文と英語の語順のままの和訳 をお送りします。

これには下記の効果があります。

  • 意味の切れ目がわかると、内容をつかみやすい
  • 英語の語順に慣れて、英語の構成が理解できるようになる
  • 英語を読むのが速くなる
  • 自然な英語的発想が身につく

夜(18:00)物語に関連した雑学 をお届けします。

  • 読書の息抜きになるとともに、興味を広げられる

この流れを 30日間続ける ことで、
1冊の物語を読み切る達成感英語が読める新しい自分 に出会えます!

では始めましょう

いよいよスタート!

「1か月間」の英語読書が、今日から始まります。

この1か月間、あなたは毎日英語の文章を読み進めていきます。
その前に、読書を効果的に進めるための大切なポイントをお伝えしておきますね。

一番大切なのは「毎日読む」こと

まず何よりも大事なのは、継続すること

  • 休日であっても
  • 忙しい日でも
  • 気分が乗らない日でも

例外なく、毎日必ず「読む時間を取る」ことがポイントです。

この習慣を作ることで、あなたの脳は
「英語は自分にとって本当に大事なことなんだ」
と理解し、全力で英語学習に協力してくれるようになります

読むときの3つのルール

「戻らない」「止まらない」「調べない」

学校の授業では

  • わからないところに戻る
  • 同じ文を繰り返し読む
  • 知らない単語を調べる

という読み方をしてきたと思います。

でも今回の目的は
「英語を、日本語のように自然な順で読み進めること」です。

そのためには、大量に読むことで“英語脳”を育てることが必要ですから、
以下のルールを意識してください。

  • わからない単語があっても 戻らない
  • 意味が取れなくても 止まらない
  • 途中で 調べない

英語の語順のまま、前から後ろへ。
できれば、一定のペースで最後まで読み切るようにしてみてください。

「意味がわからなくても大丈夫?」

最初は、完全に理解できなくてもOKです!
毎日読み続けるうちに、あなたの中に英語の感覚が育ち、
自然と意味がつかめるようになっていきますからご安心を。

あなたの中にすでにある力を、どうか信じてください。

どうしても気になる単語があったら?

読み終えた後で、頭に残っている単語があれば、
調べてもOKです。

でも「読書中」は英語の世界にどっぷり浸かって、
途中で日本語を入れないようにしてみてください。

がんばりすぎないでください

特に最初の1か月は、「理解しようと頑張りすぎない」ことが大切です。

極端に言えばただ文字の上に目を滑らせるだけでも大丈夫。
それだけでも、あなたの中で英語の土台は確実に育っていきます。

まずは「英語に目を慣らす」ぐらいの気持ちでいてちょうどいいんですよ。

これから読む作品について

あなたがこれから読むのは、
シャーロック・ホームズシリーズにある56編の短編のうち、最初に発表された作品です。

ここから、100年以上にわたるホームズ人気が始まりました。

物語は、ホームズの相棒・ワトソンの語りで進みます。
初めから少し謎めいた雰囲気で、ある女性の話が語られますよ。
この女性は一体…?

それでは、Let’s Start!

「戻らない」「止まらない」「調べない」で、Enjoy Reading!

SCANDAL IN BOHEMIA

I.

To Sherlock Holmes she is always the woman. I have seldom heard him mention her under any other name. In his eyes she eclipses and predominates the whole of her sex. It was not that he felt any emotion akin to love for Irene Adler. All emotions, and that one particularly, were abhorrent to his cold, precise but admirably balanced mind. He was, I take it, the most perfect reasoning and observing machine that the world has seen, but as a lover he would have placed himself in a false position. He never spoke of the softer passions, save with a gibe and a sneer. They were admirable things for the observer—excellent for drawing the veil from men’s motives and actions. But for the trained reasoner to admit such intrusions into his own delicate and finely adjusted temperament was to introduce a distracting factor which might throw a doubt upon all his mental results. Grit in a sensitive instrument, or a crack in one of his own high-power lenses, would not be more disturbing than a strong emotion in a nature such as his. And yet there was but one woman to him, and that woman was the late Irene Adler, of dubious and questionable memory.

朝お送りした英文について

これからお届けするのは、意味のかたまり(チャンク)ごとに改行を入れた英文です。
チャンク単位で読むことで、意味の切れ目がわかりやすくなり、理解しやすくなります。

改行の位置は必ずしも原文通りではなく、意味のまとまりを重視しています。

日本語訳について

日本語訳も併せて載せていますが、英語を英語の語順で理解するためには、英語の語順通りに読むことが大切であるため、日本語訳もできるだけ英語の語順を保っています。

このため、訳が不自然に感じることがあるかもしれませんが、それは英語の語順に慣れる練習だと考えてください。

英語の語順に慣れてくると、自然に意味が理解できるようになります。

不自然な表現の場合

もし日本語訳があまりにも不自然な場合には、「→」の後に自然な表現を補足することがあります。
この場合も、最初は英語の語順で理解を進めることを目指してください。

チャンク単位で理解する

日本語訳は、チャンク単位でつけているため、文単位で訳すと自然な日本語にはならないことがあります。文全体の意味を理解するためには、それぞれのチャンクをつなぎ合わせて全体の意味を読み取る必要があります。

どうしても理解が難しい場合

複雑な文や長い文で、英語の語順だけでは意味がつかめない場合、英語の語順に慣れるまでは、日本語の語順に組み立て直して考えても構いません

最終的な目標

最終的には、「英文の意味を英語の語順で(英語のまま)」理解することを目指します。

もちろん、最初から完璧にできなくても大丈夫です。まずは日本語のチャンクを英語の語順で理解することを意識しましょう。

ヒント

英文は基本的に、「主語+動詞(+目的語)」という形で成り立っています。
それ以外は、補足情報だと思って読み進めると、ポイントがつかみやすくなります。

特に関係代名詞(that, which, whoなど)が登場する場合、その後に続く部分は関係代名詞の前にある言葉の説明だと理解すると、構造がわかりやすくなります。

Day 1

SCANDAL IN BOHEMIA

I.

To Sherlock Holmes/
シャーロック・ホームズにとって

she is always the woman.//
彼女は~だ、常に、「あの女性」

I have seldom heard/
わたしはめったに聞いたことがない

him mention her/
彼が話すのを、彼女のことを

under any other name.//
他の名前で

In his eyes/
彼の眼には

she eclipses and predominates/
彼女は他のすべての女性を圧倒し、優位に立つ

the whole of her sex.//
彼女の性別の全て(を)
※彼女の性別=女性であることから「全女性」の意

It was not that/
それは~というわけではなかった

he felt/
彼が感じた

any emotion/
何らかの感情を

akin to love/
愛に似た

for Irene Adler.//
アイリーン・アドラーに対して

All emotions,/
すべての感情

and that one particularly,/
そしてそれ(=愛)は特に、

were abhorrent/
忌むべきだった

to his cold, precise but admirably balanced mind.//
彼の冷徹で、厳格で、そのくせ見事にバランスの取れた精神にとって

He was/
彼は~だった

, I take it,/
わたしの考えでは

the most perfect reasoning and observing machine/
最も完璧な推理と観察の機械

that the world has seen,/
世間が見た→この世に存在した

but as a lover/
しかし恋人としては

he would have placed himself/
彼は置いたであろう、自分を

in a false position.//
間違った位置に→不本意な立場に
※恋愛向きではないということ

He never spoke/
彼が語ることはなかった

of the softer passions,/
もっと柔らかい情熱について

save with a gibe and a sneer.//
~は別として、揶揄と嘲笑
※save (文語) ~は別として
ホームズが恋愛について話す時はからかうか、ばかにして笑う時だったということ

They were admirable things/
それらは賞賛すべきものだった

for the observer/
観察者にとって
※Theyは人の感情

—excellent for drawing the veil from/
~するのに最適、~からヴェールを引きはがす
※draw a veil from A 「Aからヴェールを引きはがす」→「暴く」

men’s motives and actions.//
人の動機や行動(の)
※人の動機や行動をつきとめるにあたり、隠れている謎の部分を暴くには感情に注目すると効果的だということ

But for the trained reasoner/
しかし訓練された論理的思考者にとっては
※reasoner「論理的に説く人」

to admit/
認めることは

such intrusions/
このような(感情の)が介入することを

into his own delicate and finely adjusted temperament/
自分のデリケートで、細かく調整された気質に
※delicate(繊細で)とfinely adjusted(細かく調整された)という形容詞(句)がandで結ばれて、temperament(気質)を形容している形。ここまでがこの文の主語

was/
~だった

to introduce/
持ち込むこと

a distracting factor/
気が散る要因を

which might throw a doubt/
疑念を抱かせるかもしれない
※whichは直前のa distracting factorのこと
throw a doubt「疑念を投げかける」

upon all his mental results.//
すべての精神活動の結果に
※全文では「訓練されたリーズナーにとっては、自分のデリケートな細かく調整された気質にこのような(感情の)侵入を認めることは、精神活動から得られた結果全体に疑念を投げかけるような、気が散る要素を持ち込むことを意味していた」ということ

Grit in a sensitive instrument,/
砂粒、精密機械に入った

or/
あるいは

a crack in one of his own high-power lenses,/
ひび、彼の高倍率レンズの一つに入った

would not be more disturbing/
はもっと邪魔ではないだろう

than a strong emotion/
強い感情ほどには

in a nature/
性質(の持ち主)では

such as his.//
彼のような
※「彼のような性質の人にとっては、精密機器に砂粒が入り込んだり、高倍率レンズの一つにひびが入ったりすることが、強い感情が入り込むことよりも困惑させることはないだろう」→それほど、彼にとって「強い感情」は邪魔だということ

And yet/
それにもかかわらず

there was but one woman/
唯一の女性がいた
※there is but one「たった一つの」

to him,/
彼にとって

and that woman was the late Irene Adler,/
その女性が~だった、故アイリーン・アドラー
※the lateとは最近亡くなった人の名前につけて「the late+名前」という形で「故〇〇」という意味を表す。ただしこの文におけるthe lateを「旧姓」の意味と捉える人たちもいて解釈は分かれている

of dubious and questionable memory.//
怪しく疑わしい記憶の
※「人々に身元が怪しく、疑わしい女性として記憶されている故アイリーン・アドラー」ということ
※「それにもかかわらず、彼にとって唯一の女性がいた。その女性とは故アイリーン・アドラーであり、(彼女は)怪しく疑わしい記憶を残した女性だった」

アイリーン・アドラー Irene Adler

アイリーン・アドラーと「the」

「ボヘミアの醜聞」に登場するアイリーン・アドラーは、ホームズが「the woman」とただひとり定冠詞をつけて呼ぶ存在です。この呼び方が示す特別な意味は、シャーロック・ホームズのファンや研究者の間でよく知られていますが、なぜ「the」をつけることがその特別さを示すのか、考えてみましょう。

一般的に(例外もありますが)、定冠詞「the」は以下のような名詞に使われます。

●すでに話に登場したもの
●初めて登場するものでも、話し手と聞き手がそれを認識できるもの
●一つしかないもの
●文法ルールでつけることが決まっているもの

この中で、今回の「the」に関して検討すべきは、特に「すでに話に登場したもの」と「一つしかないもの」のです。

アイリーンに関しては、その後も何度もホームズが名前を挙げることから、「すでに話に登場したもの」としての使い方もあります。しかし、通常は直前に話題に出ていない限り、「the woman」とだけ言われても、どの「woman」のことか分からないはずです。

ただし、ワトソンの話から推察するに、ホームズは女性の話をあまりしない人物です。ホームズが女性について話す際、その女性とはいつもアイリーン・アドラーのことだったのかもしれません。

また、ホームズが「In his eyes she eclipses and predominates the whole of her sex」という表現を使っていることから、アイリーンは彼にとって「女性として」特別な存在であり、「一つしかないもの」としての意味を持つと解釈できます。これにより、「the」をつけることで、彼のアイリーンに対する特別な感情、特に敬意が表れていると考えることができます。

このように、ホームズが「the woman」とアイリーンに言及することで、彼にとってアイリーンが非常に特別な意味を持つ女性であることが示されています。彼女がホームズに与えた影響の大きさも、ここに表れていると言えるでしょう。

これらのことから、わたし達のように英語を第二言語として学ぶ者にとって、「the」という一語には、単に「その」と訳す以上の深い意味が込められていることを学ぶことができますね。

ワトソンは、「It was not that he felt any emotion akin to love for Irene Adler.」と書いていますが、ホームズファンの間では、彼がアイリーンに対して恋愛に似た感情を抱いていたのではないか、あるいは恋愛感情ではなく、敬意を込めて特別視していたのだとする説が分かれています。

あなたはどう思いますか。

☝ここまでが教材のサンプルとなります。

いかがでしたか?毎日30日間英文を読み続けた後には、英文を読むことがラクになるだけでなく、それまで感じたことがない新たな感覚が英語に対して芽生えることでしょう。

わたし達は英語ができないのではなく、単に慣れていないだけです。英語を使う毎日を当たり前の日々にしてしまえば、必ずできるようになるんですよ。

シャーロック・ホームズで、「英語のある毎日」をはじめてみませんか?

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