2023年5月~8月にカナダ・オンタリオ州のトロント市とロンドン市に滞在した際、ポテトチップス好きの私が現地のチップスを徹底調査しました!

ポテチがなくては夜も日も明けぬNaokoさん。
カナダのポテチを食べ比べ!
カナダ滞在中に発見した多彩なポテトチップスと英語フレーバー名を楽しもう
カナダのスーパーでは、ポテトチップスの売り場が驚くほど広いんですよ。スーパーマーケット以外でも、ドラッグストアやコンビニエンスストア、自動販売機など至ところで売られています。
今回は、実際に試したブランドやフレーバーを紹介しつつ、英語でフレーバー名を学ぶという視点も加えてみました。
ポテトチップスのパッケージを見るだけでも、「Applewood Smoked」や「Caramelized Onion」など、ネイティブが日常で使う表現に触れられるので面白いんですよ。
英語のフレーバー名を見ながら、ぜひ味を想像してみてくださいね。これは英語の語感に慣れる良い訓練にもなりますから。
カナダの代表的なポテトチップス・ブランド
Miss Vickie’s(ミス・ヴィッキーズ)
カナダ発祥のポテトチップスブランドで、「Kettle-cooked」製法(低温でじっくり揚げる製法)を採用し、厚めでザクザクとした食感が特徴です。
カナダでよく見かける人気ブランドでも、発祥はお隣の国アメリカということが多い中、こちらのMiss Vickey’sは正真正銘カナダ生まれのブランドなんですよ。 可愛いパッケージも魅力です。
英語ポイント:「Kettle-cooked」は「釜揚げ」を意味し、日本の「堅あげポテト」と同じ製法です
英語の説明を見る
【 kettle-cooked chips】
●Kettle-cooked chips are cooked in batches at lower temperatures for longer than regular potato chips. (※Regular potato chips are cooked at a steady temperature.)
●They’re often cut thicker, and it makes them extra crunchy.
●The term “kettle” refers to the vats (i.e., kettles) with which they’re made.
厚みがあって、バリっと堅いポテトチップスがお好きな方はきっとMiss Vickey’sのチップスをお気に召すと思います。
Miss Vickie’sの代表的なフレーバー
- Sea Salt & Malt Vinegar(シーソルト&モルトビネガー)
- Applewood Smoked BBQ(アップルウッド・スモークドBBQ)
- Sour Cream & Caramelized Onion(サワークリーム&カラメライズド・オニオン)
Miss Vickie’sはフレーバーの種類が多いうえに、フレーバー名もありきたりではなく、個性的かつ具体的。イメージが脳内で広がって、食べてみたくなるのですよ。どれも美味しそうですよね!
「caramelized」という単語は料理でよく使われるので、覚えておくといいですよ。
英語ポイント:caramelize 「食材を加熱して焦がし、その食材が持つ独特の甘さや香ばしさを引き出す調理法」
フレーバーの入れ替わりがあるので、現在は販売されていないフレーバーも含んでいますが、ウェブでざっと検索して出て来たフレーバー名は下記の通り。 味の想像はつきますか?
①ORIGINAL RECIPE, ②SEA SALT & MALT VINEGAR, ③JALAPENO, ④SMOKEHOUSE BBQ, ⑤APPLE WOOD SMOKED BBQ, ⑥LIME & CRACKED PEPPER, ⑦SPICY DILL PICKLE, ⑧SOUR CREAM HERB & ONION, ⑨HONEY DISION, ⑩BAJA CHIPOTOLE, ⑪SOUR CREAM & CARAMELIZED ONION, ⑫SWEET &SPICY KETCHUP, ⑬ALL DRESSED UP, ⑭UNSALTED, ⑮SWEET CHILLI & SOUR CREAM, ⑯SWEET SOUTHERN BBQ, ⑯HARVEST CHEDDER & HERBS, ⑰PARMESAN & ROASTED GARLIC
LIME & CRACKED PEPPERを試してみたかったのですが、出会えず残念でした。日本の「堅あげポテト」のブラックペッパー味にLIMEをかけた感じでしょうか。
Miss Vickey’sの歴史
公式WebサイトにMiss Vickey’s誕生の歴史が書かれていました。
In 1987, Miss Vickie wanted better chips for her family, so she decided to make them using potatoes fresh from her family’s third-generation farm.
She used quality ingredients to create flavorful chips that delighted her kids and quickly gained attention at local markets and food festivals.
Our Story/Miss Vickie’s
ポイント:ここが読み取れればOK!というポイントを書いておきますね。
●最初は自分の畑でとれたじゃがいもを使って家族のためにポテトチップスを作りはじめた
●良い材料を使ったおいしいチップスだったので売り物としても注目を浴びるようになった
Miss Vickey’sは1993年にペプシコのフリトレーに吸収されていますが、kettle-cooked製法を守り、simple, natural ingredientsを使う(人工調味料、着色料、保存料、MSG不使用)ことにこだわる姿勢は今も変わらないそうです。
そのこだわりの関係なのか、Miss Vickey’sはなかなかセール対象にならないのですが、他のポテトチップスとは一線を画する存在感を感じるのはわたしだけではないはず。
Miss Vickie’sはちょっと高め?
Miss Vickie’sのチップスは、他のポテトチップスに比べて値段が高い印象があります。
下の写真では1袋275グラム入りの袋が2袋で11カナダドル。1ドル約100円だと1,100円ということに!

「ポテトチップスを一袋買うのに1,000円!」というと随分高く感じるのですが、あちらのチップスは一袋の容量が多いので、本当に高いのか、内容量と値段を日本の湖池屋のチップスで比較してみました。
Miss Vickey’s | 275グラム | 550円 |
湖池屋 | 300グラム | 435円 |
※湖池屋の容量と値段は60グラム入り87円のものを5袋で計算
その結果は大した差ではないということに。(それなら買い渋らずに全フレーバーを制覇すれば良かった、と思うわたしです)
Lay’s(レイズ)
Lay’sはアメリカ生まれですが、カナダでも圧倒的なシェアを誇ります。 日本で言えばカルビーのような存在なのではないかと思います。
薄くてパリッとした食感が特徴です。
Lay’sのフレーバー
バーベキュー味、チェダー&サワークリーム味、スモーキー・ベーコン味など、期間限定品を含めて多様なフレーバーが展開されています。中には後にご紹介するカナダならではのフレーバーも。
日本ではLay’sのフレーバー基本的に(別途輸入している店を除き)しお味とサワー・クリーム&オニオン味しかないようですが、100カ国以上に及ぶ販売国の中には、限定品を展開している国もあり、その時&その場所ならではのLay’sに出会える可能性があります!
「Lay’s potato chips limited」というキーワードでウェブの画像検索をすると、いろいろなLay’sの限定フレーバーが見られますよ。
英語ポイント:「White Cheddar(ホワイトチェダー)」や「Nacho Cheese(ナチョチーズ)」などはスナックでよくあるフレーバーなので、覚えておくと役立ちそうですよ
わたしがカナダにいた時期には、期間限定フレーバーとして、ポテトチップスと他のブランドの(ポテトチップスではない)スナックのフレーバーを掛け合わせた商品が登場していました。

上段はポップコーンで人気のSmartfoodのWhite Cheddar味、下段左はMiss Vickey’sのSpicy Dill Pickle味、右はDoritosのNacho Cheese味です。







限定版チップスの味わいレポート
カナダ滞在中に出会った限定版のLay’sを試しました。
- Doritos Nacho Cheese(ドリトス・ナチョチーズ味) → チーズの風味が濃厚!
Doritosは、あのナチョスの味をポテトチップスにからめたと考えたら想像しやすいですね。薄いチップスにチーズの風味がよく馴染んでおいしかったです! - Spicy Dill Pickle(スパイシー・ディル・ピックル味) → 酸味&スパイシー!
Miss Vickey’sのチップスは厚みがあって堅いので、まず食感が全く違います。堅いチップスよりもこのように薄いチップスの方がシーズニングがなじみやすいのでしょう。本家よりも味が濃いように感じました。 - Smartfood White Cheddar(スマートフード・ホワイトチェダー味) → チーズ好きにおすすめ!
わたしにとってはこちらが最高でした! 本家のポップコーンよりもむしろポテトチップの方が合うのでは!?と思うぐらい、しっかりと味がなじんでいました。これもコーンよりも薄いチップスの方がシーズニングのなじみが良いということでしょう。
ということで、Ray’sのポテトチップスは薄いためシーズニングがしっかりと馴染みやすいようです。ただ、通常版のRay’sはさほど味が濃いわけではないので、今回のように合わせるシーズニングの味が濃い場合は濃い味のチップスになる、ということかと思います。
Lay’sには他にもこんな限定品がありました☟


これらはオンタリオ州のロンドン(London)市にあるUnitedというエスニック食品を手広く扱っているスーパーマーケットにありました。他の店では見かけなかったので、カナダ以外の国(多分東南アジアの中華圏)で販売されている商品をこの店が輸入したのではないかと思います。
salt & pepper shrimpはタイランド、たこ焼き味は日本、Wellington stake味はフランスの味ということでしょう。(他にもあったのですが、購入したのはこの3種のみ)お味は見た目のイメージ通りでした。
Lay’sにもkettle cooked製法のチップスがあるようですが、今回わたしは出会う機会がありませんでした。
No Name(ノーネーム)
うちがもっぱら贔屓にしていたのがこちら、No nameのポテトチップスです。カナダのスーパーマーケット「Loblaws」が展開する低価格ブランドで、安い上に特にポテトチップスに関しては他のブランドにひけをとらない美味しさなのです。
しかも、たいてい「2 for 〇〇 」(2個買ったら〇〇ドルに割引)という割引対象になっていました。
英語ポイント:「No Name」は「名なし」という意味。カナダでは、こうしたシンプルなブランディングもよく見られます。
No Nameのフレーバー
定番フレーバーには、Regular(プレーン)、Ripple cut(波型)、sour cream & onion(サワークリーム&オニオン)など豊富にあります。



BBQとソルト・ビネガー味も定番のうち



そしてカナダのポテトチップスの御三家がこちら!!
これらのフレーバーについては「カナダならではのフレーバー」で詳しくご紹介します



カナダならではのフレーバー
ケチャップ味とサワー・クリーム&オニオン味

ここからはカナダならではのフレーバーをご紹介します。
カナダ限定フレーバーはお土産にもおすすめ!でもここに注意して!
ポテトチップスの袋は意外にかさばります。 北米で売られているスナックは日本のものより大容量という点にもご注意ください。スーツケースに入らない!という悲劇を避けるため、買う前にスーツケースの空き容量を確認してくださいね。 (お土産用に買ったスナック菓子がスーツケースに入らず仕方なく自分で消費した経験があります…)
1. Ketchup(ケチャップ)
そう、あのケチャップ。あなたの家の冷蔵庫にも入っている、調味料のケチャップです。
「ケチャップ味のポテトチップス」には、ケチャップ好きなアメリカ人もびっくりするそうで、お隣の国にも売っていない、正真正銘カナダ限定フレーバーです。
ケチャップ色をした赤いパウダーがたっぷりまぶされ、ケチャップ同様に酸味と塩味と少しの甘味があります。このバランスが絶妙で、 フライドポテトにケチャップをつける感覚で楽しめますよ。カナダへ行かれたらぜひお試しいただきたいフレーバーです。
英語ポイント:「Ketchup-flavored」は「ケチャップ風味」ということ。flavoredが「~風味」という意味です。
ケチャップ味は人気のフレーバーなので、カナダであればほとんどのお店で買うことができます。

2. All Dressed Flavor(オール・ドレスド・フレーバー)
名前が示すとおり、オール・ドレスド(All Dressed)はすべての調味料をいっしょにまぶしたポテトチップスです。
想像してみてください。ポテトチップスに塩、黒胡椒、BBQ、ケチャップ、サワー・クリーム&オニオン、あと彼らが大好きなビネガーが全部組み合わさった味を!
一体どんな味になるのかと思うかもしれませんが、ちゃんとバランスがとれた味に仕上がっていますのでご安心を。
英語ポイント:「All Dressed」は「すべての調味料をミックスした」という意味で、「全部のせ」のようなニュアンス。カナダ(主にケベック州)ではピザのトッピングでも使われる語です。
ただ、カナダのポテトチップスには酸っぱい味のものが多いので、正直言うと他の酸っぱいポテトチップスとの大きなな違いがよくわかりませんでした。シンプルに酸っぱいか、複雑に酸っぱい(オール・ドレスドはこちら)かという違いである気がします。ちなみにAll Dressedのポテトチップスはアメリカでも売られているそうです。
3. Dill Pickle(ディル・ピックル)
ディル・ピクルスは、「ディル(香草)とキュウリのピクルス」の風味です。酸味が強いことは他のビネガー風味のポテトチップスと同じですが、そこにディルの風味が加わります。
ピクルスは入植者が食べ物を保存するのに欠かせない方法であったという歴史的な背景があり、カナダ人にとってピクルスは食文化の一部になっています。 ですのでカナダ人はピクルスを食べるのも、作るのも大好きなのだとか。
「シンプルに酸っぱく、最後にディルのさわやかさを感じる」チップスです。
文化ポイント: Dill Pickle味について英語の資料をいろいろ調べているうちに、「カナダ人ともめたくなかったら彼らのディル・ピックル味とサワー・クリーム&オニオン味を比較しないこと!」とありましたよ。
その他 うわさで聞いたフレーバー
ここからは、実際に食べてはいないけど、うわさで聞いたフレーバーについてお伝えします。
Poutine(プーティン味)
カナダのポテト料理であるプーティンの味をつけたポテトチップスがあるそうです。プーティン同様、グレービー・ソース、チーズ・カード、ポテトのコンビネーション。ぜひ次回は味わってみたいと思います。Lay’s、Rufflesなどが出しているそうです。
Montreal Smoked Meat(モントリオール・スモークド・ミート味)
モントリオールの名物料理であるMontreal smoked meat味のポテトチップス。2015年に行われたコンテスト用の限定商品だったそうですが、そのおいしさの虜になった人たちから通常商品にしてほしいという願いが今も届くのだそうです。現在は販売されていませんが、再び食べられる日が来るといいなと思います。
Butter Chicken/Roast chicken(バター・チキン/ロースト・チキン)
どちらもLay’sの商品です。バター・チキンは日本でも人気のカレーのことですので、インド・カレー味のポテトチップスということです。考えたことのなかった組み合わせですが、日本のカレーにはじゃがいもが入っていますし、合わないことはなさそうですね。
同じチキンでも風味は全く違うであろうロースト・チキン味の方も、かなり評判が良いようです。
サイズ展開も豊富
サイズ展開も豊富です。用途に応じていろいろなサイズを選べるのはうれしいですね。
【サイズのバリエーション】
小
バラエティ・パック(24グラム)やバラエティ・ボックス(約30グラム)
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レギュラー・サイズ (約70~100~100グラム)
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バリュー・サイズ(約200~300グラム) スーパーマーケットで売られている一般的なサイズ
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ファミリー・サイズやパーティ・サイズ (約400グラム)
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Complimentsというブランドのバリュー・サイズ(750グラム)
大
写真でご紹介した商品はLay’sの世界の味(タイランド・日本・フランス)以外すべてバリュー・サイズです。
もう少し小さいサイズのポテトチップスも、コンビニエンスストアやドラッグストア等で売られています。
Costcoへ行けば、更に小さい袋を箱売り(24g×36個入り)しており、online storeでも購入できます。こちらはおみやげとして配るのにうってつけですね。
逆にパーティ用と思われる1袋750gの特大サイズもあります。
下記の写真の商品にはいろいろな種類のスナックが、小さめの袋(30グラム程度)で18袋入っています。

北米では、スナックをディップ・ソースにつけて食べることが多いので、近くにディップ・ソースが並べられています。
英語ポイント:valueは「価値」という意味ですが、value pack, value menuという形で割安な商品を表すときにも使います。
No nameの値段について
No nameのポテトチップスの値段は店舗によって大きく違いました。
London市内のValumartというお店では、1袋200グラム入りの袋が2袋で5ドル(1袋では2.99ドル)でしたが、Toronto市内のあるLoblawsというお店では同じポテトチップスが1袋1.49ドルで、大都会Torontoの方が安いという現象が起きていました。

ちなみにカナダは州によって税率が違っていて、オンタリオ州においてはポテトチップスは嗜好品として課税されますが、課税されない州もあります。
最後に
カナダのポテトチップス事情、伝わりましたでしょうか。
カナダのポテトチップスは種類が豊富で、フレーバーの英語名を読むだけでも楽しいです。 英語の学習にもピッタリなので、カナダを訪れたらぜひいろんなフレーバーを試してみてくださいね。
カナダでは酸味のあるフレーバーが多い印象でした。 英国でも酸味のあるフレーバーが人気だそうですので、通じるものがあるのかもしれません。 そんな文化的、地理的、歴史的なつながりにまで思いを馳せればますます深い学びができそうです。
Happy snacking!
フレーバー名から学ぶ|ポテトチップスを使った英語学習法
ポテトチップスを使ってできる英語学習法をご紹介しておきますね。
- スーパーで英語のフレーバー名を見て味を想像する
- フレーバー名「Applewood Smoked BBQ」を使って英作文してみる
- ポテトチップスのフレーバーについて英語で話してみる