海外のAirbnbってどうなの?カナダ・オンタリオ滞在レポート⑦階下のコンロを使ってでも“どうしても”作りたかった2品

Airbnb第7話アイキャッチ画像 海外で使う

調理用コンロを使ったレアケース

前回・前々回の記事では、Airbnbでの長期滞在中、電子レンジだけでどうにか食生活をまわした体験をご紹介しました。

実際、1カ月の滞在でキッチンのコンロ(stove)を使ったのは、たったの2回だけだったんです。その2回には、「これはちゃんと火を使って調理をしたい!」と思う理由があったのです。

今回は、そんなレアな「直火調理」のエピソード2つをご紹介します。

生ラーメン

トロントで生活したことのある日本人なら、おそらく誰もが知っている「サンコーマート(Sanko Mart)」。Queen Street Westにある日本食材店で、わたしたちの滞在していたAirbnbから歩いて行ける距離にありました。

ある日ふらっと立ち寄ると、なんと現地製の生ラーメンなるものを売っているではないですか!迷わず即購入。

貴重な生ラーメン!
貴重な生ラーメン!

「これはめちゃくちゃ貴重な麺だ。絶対に無駄にしてはならぬ……!」ということで、レンジではなく、ちゃんとコンロで茹でて作ることにしました。

その甲斐あって、とてもおいしい一杯に仕上がりました!

“thin noodles”と書いてありましたが、こちとら博多の細麺に慣れている身でして、「細麺」とまではいかない気がしました。どこの国のどの麺と比べて”thin”と言ってるのかな?なんて思いつつ。

ちょっとお高いラーメンにはstoveを使いました
ちょっとお高いラーメンはちゃんとstoveで調理

中華系スーパーで買ったチャーシューをトッピングにして、同じく中華系スーパーで買った細ネギも刻んで入れて。

生ラーメンの出来上がり!チャーシューも入れちゃいました
生ラーメンの出来上がり!中華系スーパーマーケットで購入したチャーシューも入れちゃいました

贅沢なラーメン時間となりました。

生ソーセージ

カナダでは、日本ではなかなか見かけない「非加熱の生ソーセージ」が普通にスーパーで売られています。

興味津々で購入し、こちらもフライパンでじっくりと加熱調理してみました。だってこれはレンジではできない!と思いました。(爆発しそう!そしてレンジ内で爆発したら、かなり悲惨!)

生ソーセージをフライパンで焼いているところ
生ソーセージをフライパンで焼いているところ

カナダで売られているソーセージやベーコン全般に言えるのですが、見ての通りの大容量パック

食べるたびに2階のキッチンで調理するのは大変なので、まとめて火を通してから小分けして冷凍しておき、使いたいときにレンジで解凍して使っていました。

1本1本が大きいので、すべてのソーセージに火を通すにはかなり時間がかかりました。火にかけてしばらくすると、どんどん油が出てきます。

赤いところと白いところが見えていますね。この白いところが脂で、これが加熱することで溶けて溢れてきているようです。

カナダで売っていた生ソーセージ
カナダで売っていた生ソーセージ

今探すと、焼き上がりの写真が見当たらず、すみません。焼き上がりは、イメージするソーセージの色ではなく、灰褐色です。(恐らくイメージの中のソーセージは着色された色で、こちらが本物の色なんじゃないかと思っています)

ちなみに、生ソーセージ以外のソーセージやベーコンであれば、電子レンジ加熱で事足りますよ。

Johnsonvilleの生ソーセージ
Johnsonvilleの生ソーセージ

日本でも人気のJohnsonvilleの生ソーセージもあったので、こちらも試してみました。先のソーセージより細身で使いやすく、美味でした。

写真にあるように、細長いタイプ以外にも、丸く形成されたタイプもありました。

また、先のソーセージは、1本ずつ口がしまっていたのですが、Johnsonvilleのものは端っこが切りっぱなしで、開いています。

そのため端っこから絞り出して(もしくはケーシングを開いて)中身を出し、ミンチのように炒めてパスタの具にしたり、ハンバーグのように形成して焼いたりすることもできるます。

味付けされたミンチ肉、と思っていただけばよろしいかと。

何かと大容量で売られていることが多いので、このJohnsonvilleの生ソーセージは、少量使いたいときに便利だな、と思いました。

まとめ

火を使ったのはたった2回。でも、その2回はどちらも「やってよかった!」と思える、楽しい調理体験でした。

「電子レンジだけでも生活できた!」とは言いつつも、やはり直火が使えると、調理の幅が広がりますね。

ポータブルタイプでも、せめて一口でも、コンロがあるとこんな楽しみ方もできますよ、というお話でした。