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[カナダの牛乳]ナッツミルク等プラントベースミルクや普通牛乳以外のミルクを詳しく紹介!バターミルクは日本にも欲しい

アーモンドミルク
ナッツミルク
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☆2023年5月~8月カナダのオンタリオ州トロント市&ロンドン市滞在時の話です。
☆末尾に英語レッスンをつけてますので最後まで見てくださいね~!

この記事では牛乳以外のミルクについてくわしく紹介するよ!

前回の記事ではカナダの牛乳についてレポートしました。
しかし実はカナダでは牛乳の消費量が年々減っているという状況があります。理由は「※高齢化」「牛乳を飲用する習慣がない移民の増加」「乳製品をとらない※veganismの広がり」「豆乳やミネラル・ウォーターといった、牛乳以外の選択肢の増加」などです。
※ 高齢者家庭は牛乳を飲まなくなる傾向がある
※(動物性食物を一切とらない) 厳格な菜食主義

カナダのスーパーマーケット内代替ミルクの棚
充実の代替ミルク

特別な牛乳

普通の牛乳以外に、ミルクの仲間にはどのようなものがあるかをまとめました。

フレーバード・ミルク 

フレーバード・ミルク (Flavored Milk :Chocolate Milk, Strauberry Milk)
チョコレート味やいちご味の牛乳です。普通の牛乳と同様の栄養はそのままに、チョコレートやいちごの味が加味されているということで特に子ども達に人気があります。
わたしも飲んでみましたが、どちらもとてもおいしい!

特に子どもにおいては普通の牛乳はあまり飲まなくても、flavored milkなら飲むという傾向があるそう。また、子どもの頃にチョコレート牛乳を飲んでいた子はその後も牛乳を飲む習慣がつくのだとか。

販売側もチョコレート牛乳にはスポーツ選手のイラストを載せるなど「体に良いイメージ」を強調して販売に力を入れているようです。

カナダのチョコレート牛乳
カナダのチョコレート牛乳
カナダのいちご牛乳
カナダのいちご牛乳。フレーバー付き牛乳にも1リットルサイズがあるのだ

ラクトース・フリー・ミルク

●ラクトース・フリー・ミルク(Lactose-Free Milk)
lactoseとは「乳糖」(哺乳動物の乳が含む糖分)のことで、牛乳、ヨーグルト、チーズ等に多く含まれています。乳糖不耐症の人は乳糖を分解できないため、牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなってしまいますから、牛乳の代替品としてラクトースを除去したこちらのミルクが作られました。

栄養は普通の牛乳と同じですが、分解酵素のラクターゼ (Lactase)が投入されて乳糖が糖に変換される分甘みが強くなっています。

普通の牛乳よりお値段高めです。

ラクトース・フリー・クリーム
ラクトース・フリー・ミルクだけではなく、ラクトース・フリー・クリームもある!

オーガニック・ミルク、グラス・フェド・ミルク

●有機牛乳/オーガニック・ミルク(Organic Milk)
有機栽培された作物を与えられた牛から搾乳されたミルクで、認証団体の基準に従って生産されます。

カナダにおいて人工ホルモンや抗生物質は、有機牛乳に限らず普通の牛乳にも使われていません。

お値段は高めになります。

●グラス・フェド・ミルク(Grass Fed Milk)
牧草で育てた牛のミルクのことです。

他の多くの国では、グラス・フェドの要件として飼料が100%牧草であることとしていますが、カナダには長く厳しい冬があるのでこれは不可能ですので、牛が充分なミルクを生産するのに必要なエネルギーと栄養素を確保するために、最低限の穀物やサプリメントは与えていると思われます。

FARM BOYで売られているオーガニックのグラス・フェド・ミルク
FARM BOYというスーパーマーケットで売られているオーガニックのグラス・フェド・ミルク。値段は946mlで4.49-4.99ドル(この時1ドルは約100円)

飲用できる乳製品

牛の生乳からは牛乳のほかにもバター、チーズ、ヨーグルト、れん乳など多くの乳製品が作られます。ここではその中で飲用もできる乳製品としてバター・ミルクをご紹介します。

バター・ミルク

大好き❣おススメ❣●バター・ミルク(Butter Milk/Buttermilk)
元々のバター・ミルク(traditional buttermilk)は、クリームからバターを作ったあとに残された液体(乳清)のことを指していましたが、現在は脂肪分1%もしくは2%の牛乳に乳酸菌を加えて加熱し、発酵させて作ったものが「バター・ミルク」または「培養バター・ミルク(cultured buttermilk)」として販売されています。

お肉をバター・ミルクに漬け込むとやわらか~くなって風味も増しますので、入手できたらぜひ試してみて!(ただし入れすぎると出来上がりが酸っぱくなります。お肉を漬け込んだバター・ミルクを全部一緒に使うと酸っぱすぎる可能性が高いので気を付けて~)
また、スコーンやパンケーキなどに使うと柔らかくしっとりと仕上がります。

牛乳よりも消化がよく、スキム・ミルクよりも多くの乳酸を含みつつも脂肪分やカロリーは低いので、飲用するのもいいですよ。酸味があって、飲むヨーグルトみたいな感じなので、ヨーグルトが好きな人ならおいしく感じると思います。

はちみつ🍯を入れて飲むと「濃厚な飲むヨーグルト」的になり最高です!
インドのラッシーにはこのbuttermilkを使っているとか。

🐤【裏話】🐤
実はわたし、「めちゃくちゃ濃厚な牛乳」をイメージしてbuttermilkを買ったものの、飲んでみたら「酸っぱい!」ものだから「間違えた~!失敗した~!」と最初は凹んだのです。でも、使い方をネットで調べてみたら英語のレシピが出てくる、出てくる!

で、料理に使ってみたらめちゃくちゃ美味しかった!というわけなのです。今やI miss buttermilk💛

バターミルク
とても気に入ったバターミルク。日本ではみかけないのが残念

🍗日本でバター・ミルクが味わえるおすすめレストラン🍗


“Buttermilk Channel” アメリカ店
「バターミルクチャネル」日本店(原宿、横浜 2023年11月現在)


buttermilkを使ったジューシーで衣のカリっとしたチキンや、ふわふわのパンケーキを提供してくれるお店です。

お店の名前は、材料の名前であるバターミルクと、ニューヨークの本店近くにある「ミルクがバターに変わってしまうほど潮流が激しい」というButtermilk Channel(バター・ミルク海峡)にかけて名付けられています。

日本ではあまりなじみのないbuttermilkですが、ここに行けば味わえますよ!

牛以外の動物性ミルク

●ゴート・ミルク(Goat Milk)
山羊のミルクです。 独特の風味はあるものの、ほのかな甘みがあって、あっさりしているそうです(残念ながら飲んだことはありません)。

空気にふれるとイヤなにおいを吸着してしまう性質があるため、匂いが強いイメージを持っている人もいると思いますが、成分がヒトの母乳に近いのでお年寄りや子どもが飲むのに向いているとのことです。

筋肉成長を助けると言われ、欧米では筋力トレーニング中の方に好んで飲まれるそうです。

【栄養】
ミネラルバランスが非常に優れており、電解質、微量元素、タウリン、ビタミンB12、ナイアシンなどが豊富に含まれています。
脂肪球が小さいのが特徴で、そのため消化酵素の働きが促されやすく、素早く体内で分解されるので、下痢や腹痛を起こしにくいのだそうです。
5種類の必須アミノ酸も、シスチン(非必須アミノ酸)も、牛乳より多く含んでいます。

カナダで売られていたヤギのミルク
ヤギのミルクもスーパーマーケットに置いてあることがあります。

植物性ミルク

牛乳の代替品として、植物由来の代替ミルクが日本でも普及してきましたね。カナダは代替ミルク先進国。日本以上に代替ミルクが流通しており、どの店でも牛乳と並んで大きな代替ミルク売り場が設けられています。値段は牛乳と大きな差はないか、少し高めです。

どの代替ミルクにも大抵は、無糖、低糖、プレーン味、バニラ味、チョコレート味が揃っています。

Silk, EARTH'S OWN アーモンドミルクとオーツミルク
アーモンド・ミルクとオーツ・ミルク

豆乳(Soy Milk)
水に浸した大豆を粉砕して濾したもの(残ったものがおから)です。豆乳を飲む国は多く、日本でもおなじみの代替ミルクですね。

よく見るブランドはSilk, So Good, So Niceなどで、日本人にも人気があります。料理に使うときは無糖のもの、シリアルにかけるときはバニラ味、といったように使い分ける人も。

【栄養】
「畑の肉」と言われる大豆だけあって、代替ミルクの中でもタンパク質を多く含んでいます。大豆タンパク質には、血中コレステロールの低下作用、血圧上昇抑制などの効果があります。
イソフラボンには細胞のガン化抑制、骨粗鬆症の緩和、サポニンには動脈硬化の防止、抗酸化作用、ビタミンB群には脳の機能維持、イライラ予防、ビタミンEに美容にも良い血行促進、抗酸化作用、フィチン酸にガン抑制効果があるとされています。

 ●アーモンド・ミルク(Almond Milk)
水に浸したアーモンドを粉砕して濾したものです。

「美容に良い」とハリウッドセレブが飲み始め、日本でもブームになりましたね。ナッツの香ばしさがあって飲みやすいので、そのまま飲めます。

日本のスターバックスでも2020年3月からアーモンドミルクを選べるようになったので、ラテで飲まれた方も多いのでは。シロップやソースを加えても👌。

よく見るブランドはSilk、Almond Breeze、EARTH’S OWNなど。初めての人は日本でも見かけるAlmond Breezeから試してみると良いと思います。

【栄養】
ミネラルや、血行促進と抗酸化作用のあるので美容に良いとされるビタミンE、整腸作用のある食物繊維、腸のぜんどう運動を促すので便秘に効いて、生活習慣病を予防する作用もあるオレイン酸といった機能性成分が豊富に含まれています。

●オーツ・ミルク(Oat Milk)
水に浸したオーツ麦を粉砕して濾したものです。

クセが少なく、ほんのりとしたオーツ麦の甘みがあり、そのままでも飲みやすいミルクです(穀物っぽい独特の風味はあります)。日本人の好みに合い、コーヒーとの相性も良い植物性ミルクということで、日本のスターバックスでも2021年3月から取り入れられています。

なんでも、豆乳やアーモンドミルクではできないふわっとした泡がオーツ・ミルクでなら作れるのだそうですよ。

豆乳やアーモンド・ミルクに比べると後から出て来た代替ミルクですが、アメリカ・カナダではすでに人気の高いミルクになっています。

大豆やナッツにアレルギーがある人でも飲めるところが嬉しいですね。

よく見るブランドはSilk、EARTH’S OWN、Natulaなど。

【栄養】
炭水化物が多く含まれ(豆乳の約4倍)、タンパク質は少ないという特徴があります。ミネラル(鉄分、カルシウム、マグネシウムなど)、食物繊維、ビタミンB群などが含まれている他、コレステロール値の低下や抗がん作用が期待できるとのことです。

Starbucs Coffee Japanのメルティホワイト ピスタチオ モカ
こちらは日本へ帰って来てからの写真ですが、スターバックスのメルティホワイト ピスタチオ モカのミルクをオーツミルクに替えてみました。まろやかでいい感じです!
Oat Milk Please sticker in Japan
こんな可愛いOat Milk Stickerがついてました!

●マカダミア・ミルク(Macadamia Milk)
マカダミア・ナッツをローストして(もしくは生で)粉砕して、濾したものです。

世界的にも生産量が少ない、まだ目新しいミルクです。ナッツの風味を持ちつつも、あっさりしていてあまり癖がないのでそのまま飲めます。

milkadamiaというブランドをCostcoが扱っているようです。

【栄養】
コレステロールゼロ、ローカロリー。たんぱく質の量は少な目です。食物繊維、ビタミン(E・B1・B2・B6)、ミネラル、良質な不飽和脂肪酸などが含まれる他、オレイン酸がナッツミルクの中でも豊富なのが特徴です。
その他、赤ちゃんの肌に特に多く含まれているという「パルミトレイン酸」の含有量が食品の中でとりわけ豊富で、美容と健康を維持する効果があると言われています

●カシューナッツ・ミルク(Cashew Milk)
カシューナッツを浸水して粉砕して、濾したものです。

豆乳に近い味で、あまりクセがなく、そのままでも飲めます。

ブランドはSilkなど。

【栄養】
亜鉛、植物性タンパク質、ビタミンB、鉄、オレイン酸、食物繊維などが多く含まれています

●ライス・ミルク(Rice Milk)
水に浸けた米を粉砕する方法と、炊いたご飯で作る方法、米粉を水に溶かす方法などがあります。

甘酒でイメージできるように、お米特有の甘味がありますが、匂いやクセは少なく、味は薄めです。

【栄養】
もっとも多く含まれるのは糖質です。たんぱく質は多くありません。ミネラル(カルシウム、マグネシウム)、ビタミンA、B1・B2・B12、D、E、食物繊維などの機能性成分が含まれています。

●ヘンプ・ミルク(Hemp Milk)
ヘンプ・シードを水に浸して粉砕したもの。

ヘンプ・シードとは大麻から採れる種、つまり麻の実のことです。大麻といっても麻薬成分を含んでいませんのでご安心を(麻薬成分を含むのは葉や穂の部分)

少し独特な味ですが、ヘンプ・シードはスーパーシードとして人気があり、国際宇宙ステーションの宇宙食にも採用されています。

【栄養】
全ての必須アミノ酸とオメガ3脂肪酸を持つほか、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが多く含まれています。

●ココナッツ・ミルク(Coconut Milk)
ココナッツの果肉をすりおろして搾る方法と、搾る際に出る脂肪分の多いクリームを水と混ぜて作る方法があります。

デザートやカレーに使う使い方は日本でももうお馴染みですね。まろやかな甘みがあって、そのまま飲むことも出来ます。

【栄養】 
比較的高カロリーかつ高脂肪ですが、糖質は低いという特徴があります。カリウム、中鎖脂肪酸、マグネシウム、鉄、銅などを含んでいます。

最後に

カナダでは代替乳製品の市場が成長し続けています。

特に植物性ミルクは、健康意識や環境意識、動物福祉への意識のほか、牛乳とは違う味や風味を楽しめるという点も人気の理由になっていて、様々なブランドの製品が幅広く流通しています。(Califia、Chobani、Blue Diamond、Earth’s Ownといったブランドはオンラインでも購入可能)

2022年のデータで、カナダでは170万人の消費者が自らをビーガンと考えているというデータがあります。また、カナダ人の52%以上がプラント・ベースの食事を選択しているというデータもあるので、この傾向は今後も継続・拡大していくと見られています。

English Lesson

代替ミルクには “milk alternatives”, “alternative milk”, “substitute for milk”, “non-dairy milk”などさまざまな言い方がありますが、ここでは汎用性の高い「乳製品の」と「乳製品ではない」という形容詞を取り上げますね。

・daily (名詞) 乳製品
     (形容詞) 乳製品の
↓↑
・non-dairy (形容詞)乳成分を含まない
・dairy-free (形容詞)乳成分を含まない 

【注意】
dairyとdailyはつづりが似ており、カタカナ発音ではどちらも「デイリー」ですが、「英語のつづり・発音・意味」の違う、別の語ですので注意しましょう。

・dairy「乳製品、乳製品の」発音は [deəri ]
・daily「毎日の」発音は[ deili ]