2023年5月～８月カナダのオンタリオ州トロント市＆ロンドン市滞在時の話です
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2023年3月～7月カナダのオンタリオ州のAirbnb３か所に滞在した時のレポートです
そもそもAirbnbとはどんな宿泊施設なの？
Airbnbとは
初回の今回はまず「Airbnbとは？」「どうやって部屋を探すの？」ということからお話しますね。
「海外のAirbnbでの滞在ってどんな感じ？」と気になっている人は多いと思います。その答えは「どんなAirbnbに泊まるかで全く違う」です。Airbnbの選択肢を見ると、砂漠のテントからヨーロッパの古城まで実に多種多様の宿泊施設が登録されています。その中からどんな施設を選ぶかによって滞在の印象は全く異なるものになるでしょう。
そもそもAirbnbとは何かというと「部屋や家を貸したい人と、借りて滞在したいという人のニーズをマッチングさせる」民泊提供サービスです。貸す側は旅行業のプロではなく、空いている物件や部屋を有効利用したいと考える人であり、借りる側にとってはホテルレベルのサービスを期待しない分ホテルよりも安く借りられるというメリットがありました。けれど最近はAirbnbをビジネスにしている人たちも多く、この限りではありません。宿泊施設の形態も多様化の一途をたどっており、個性的な施設が増えていて、そんじょそこらのホテルよりもゴージャスな施設もありますので、必ずしも安いは言えないのです。
ただ、長期で借りると割引してくれる（※週割は7泊以上の予約に、月割は28泊以上の予約に適用）ホストが多いので、一か所に長期滞在したい人には金銭的なメリットがあります。逆に、1回の滞在毎に「清掃費（金額は一定ではない）」が可算されるので、わずか数日間の滞在の場合はホテルよりも高くなる可能性があります。請求される金額は、予約確定前にAirbnbのサイトで試算できるので、事前によく比較してみてくださいね。
他のメリットとしては、ホテルのように無機質ではない自宅のような暖かみのある空間で過ごせる、農場・コンテナ・ツリーハウスなど特別な環境での宿泊が体験できるということがあります。
Airbnb予約サイト
下記がAirbnbの予約サイトです。
「目的地」、「チェックイン日」、「チェックアウト日」、「旅行者数」を入れると候補が出てきます。
気になる物件があれば、物件の写真か名称をクリックすると詳細が見られます。「ホスト」についての情報、所在地周辺の地図（正確な番地は契約するまで見られません）、他のゲストによる「レビュー」、「提供されるアメニティ・設備」（※不正確なことがあるので、絶対必要なアメニティや設備があれば予約前にホストに質問して確認することをおすすめします）などを見て検討してください。
画面右側に地図が表示されるので、目的地を絞り込んだり、地図の上にあるフィルターで「部屋タイプ」、「料金」、「寝室・ベッド・バスルーム数」などを選ぶことで絞込みもできます。
基本的には「スーパーホスト」と呼ばれる評判の良いホストの物件を選ぶのが無難だと思います。（スーパーホストだから問題ないという保証はないのですが）
【注意】通常Airbnbの予約では、まずリスティング（物件リスト）から選んだ物件のホストに対し「予約リクエスト」を送ります。その後24時間以内にホストから「承認」の返答があると支払いに進み（必ずホスト直接ではなく、Airbnbに対して支払います！）、予約確定となります。
ホストの承認不要（「今すぐ予約」（確認して支払うボタン）が表示されている」）な物件もありますが、基本的には【ホストがリクエストを承認】しないと予約確定にはなりません。
室料を支払えば借りられるホテルとは大きく違う点ですのでご注意ください。
自分に合ったAirbnbの探し方
自分のニーズを明確にする
まず、あなたにとってどんな滞在先が必要なのか必要条件を明確にしましょう。
わたしの場合、自分が海外に長期滞在するにあたって宿泊施設に求める条件を考えたときに、Airbnbが最適だと判断しました。またAirbnbとはどういう施設なのか自分で体験してみたかったというのも選んだ理由の一つです。
【Airbnbを選んだ理由】
・仕事ができる自分専用の机と椅子が必須だった
・できるだけ現地の「生活」を体験したかった
・長期滞在なので他の選択肢より個室が安かった（Skypeで仕事をするので相部屋は不可）
・Airbnbで宿泊体験をしてみたかった
・高速インターネットが必要だった
☞安さや生活体験という点ではゲストハウスやホームステイも選択肢に入りますが、安定したインターネットの供給という点でこれらの施設は除外しました。Airbnbであれば、設備にfast WiFiと明記してあるのに実用に足りなかった場合は、ホストではなくAirbnbにクレームと改善要求ができると考えたからです。
Airbnbの部屋タイプから希望の部屋タイプを選ぶ
Airbnbには大きく分けると下記の部屋タイプがあります。
●まるまる貸し切り
「完全なプライバシーが欲しい」人向け
通常は寝室、バスルーム、キッチンがついているタイプ。ホストが同じ施設内に居住している場合と他所に居住している場合があり、施設に居住している場合はその旨を施設案内に明記することになっています。ホストが居住していない物件の方が人気があるそうですが、わたしはすぐに問題に対処してくれるホストなら、近くにいてくれるのは悪くないと思います。長期滞在すればほぼ確実に何らかの問題が起きると予測できるので（笑）。ホストがすぐに対応してくれる人なのかどうかの判断は、各物件情報についている「ホストの紹介」欄に返答率と返答までの時間がかいてあります。例：「返答率：100%」「数時間以内に返答」」
●個室
「ある程度のプライバシーはほしいけれど、他の人たちとの交流もしたい」人向け
自分専用の寝室は確保できますが、それ以外のスペースはホストやほかのゲストと共用です。
●シェアルーム
「他の人と相部屋でも良いので宿泊費を節約したい」人向け
寝室を含め、すべて他の人たちと共有になります。
部屋タイプの他、料金、アメニティ・設備、所在地などから希望の物件を選んでください。
支払いはホストと直接やりとりするのではなく、間にAirbnbが入りますから安心です。
ホストとのコミュニケーションも、Airbnbのサイト内でやりとりできるようになっていますので、【必ず】Airbnb内でやりとりするようにしましょう。何かあったときの証拠になります。
わたし達の滞在した部屋タイプ
滞在した3か所のAirbnbは、少しずつタイプが異なりました。
※Newmarketに滞在したのはわたしではなく家族の一人なので、Newmarketについては伝聞によるレポートになります。
３月～４月：Newmarket 一軒家の中の個室、キッチンとバスルームは共有
５月：Toronto 一軒家の中の個室、キッチンとバスルームは共有
６月～７月：London 一軒家の中の一室まるまる貸し切り、専用キッチンとバスルーム
わたし達がAirbnbを探す時の
【必須条件】
・Airbnbのカテゴリー「まるまる貸し切り」もしくは「個室」
・部屋に鍵がついている☜「鍵がついていて当然」と思うなかれ！
・高速WiFiがつかえる
・仕事ができる机と椅子が個室内にある
・１か月の部屋代が20万円未満
・街の中心部まで徒歩で行ける
・近くにスーパーマーケットがある
【希望条件】
・ベッド：ツインが望ましいが、クイーンもしくはキングサイズならダブルベッドでも可
・施設内に洗濯機と乾燥機がある施設
で、Airbnbっておすすめなの？
で、結局Airbnbっておすすめなの？ということですが、「旅に何を求めるか」によって違うという答えになると思います。
正直言ってホストはおもてなしのプロではないですし、いろいろな人がいますから、そこに異文化の感覚も重なると、トラブルが起こりやすいのは確かです。時には想定外のとんでもないトラブルも起こり得ます。「Airbnb トラブル 海外」で検索していただくと、ご自分のAirbnbトラブルを公開してくれている人がたくさんいますから、Airbnbデビューをするまえに、そういった記事を幾つか読んでおかれることをおすすめいたします。
よって、トラブルを避け、できるだけ無難に過ごしたいという方にAirbnbはおすすめしません。
トラブルが起きる可能性が高い上に、ひとたびトラブルが起きると面倒ですから。自分で交渉しなくてはなりませんし、キャンセルや返金ができたとしても、そこまでにかなり時間と労力を要します。
あと、Airbnbで滞在中に仕事をしたい、という方は仕事向きのテーブル・椅子・ネット環境が必要ですよね。これらの質がAirbnbによってまちまちなので、事前に重々確認が必要です。
そういった手間を考えると、サービスアパートメントや長期滞在用のホテルの方が良いかもしれません。
ただ、その一方で、「島をまるごと貸し切り」とか、「プール付き豪邸を貸し切り」なんて非日常的な体験ができる可能性があったり、無機質なホテルとは違う、家のような暖かみのある空間で過ごせるという良さもあります。よって、非日常や家庭的な雰囲気を求める方には（トラブルの起きる可能性を承知の上であれば）面白い選択肢になり得ると言えるでしょう。
次回からそれぞれの施設について詳しいレポートを開始します！まずは【トラブルが起きたらどうするの！？】というお話から、実体験をくわしくレポートしながら取るべき対応についてお伝えしますね。
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世界を旅する元CAの英語講師です！
英語を使って生活するか、働くか。 常に英語と共に生きてきました。
【好きな時に、好きな場所で、好きな仕事だけをする】 という夢をかなえた今は外国を巡りながら オンラインで ・英語講師 ・英語学習コンサルタント ・英語教材作成 をしています。
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🌸経歴🌸
元客室乗務員です。５年半の乗務の後、退職してカナダへ。カナダに永住するつもりで日本をはなれましたが、家族の仕事の都合でカナダ→シンガポール→マレーシアと転居し、長年海外生活を経験した後で日本へ帰国。
帰国後は０歳～成人までを対象に保育園、公立小学校、大手英会話学校、家庭教師、個人運営クラス等で英語指導をする他、
国立研究開発法人で国際共同研究サポート＆秘書、
大学病院で英語担当医局秘書、
大学で国際共同研究参画等２０年以上英語を使って仕事をしてきました。
２０１９年に個人事業主として独立し、以降 「好きな時に、好きなところで好きな仕事だけをする」スタイルで、主に下記の3本柱で仕事をしています。
●オンラインの英語学校で「英作文添削」「発音指導」「学習コンサルタント」を担当しています。また、自分で開発した教材を使って「論理的な英文を書く方法」 「医療従事者向け病院で必要な英会話」 の指導もしています。
●個人では 世界を巡りながら、 世界の「今」を体験し、英語指導、 英語学習指導に活かすほか、最新の英語を取り入れた 英語学習教材の開発に取り組んでいます。
●大学の特別研究員として、 海外の大学との共同研究に参画しています。
